毎年この時期になるとぐるりんピックの話題になりますが、今年はぐるりんピックではなく、
保護者参加型のぐるり体育祭を開催しました。ラインでもお伝えしましたが、改めて
ご参加いただいた方、会場の中でいろいろと準備してくださった方、本当にありがとうございました。
皆様のご協力もあり、大成功に終えることができました!
聞いた話によると、昨今、競争を生み出す運動会は敬遠されがちで、
勝敗をつけずに順位もつけない方式が取られたり、種目も限定的になり、誰かのために、走ったり、
応援したりする機会は少なくなっている学校もあるだとか。部活動の廃止もトレンドになりつつあり、
どこか競争という言葉が悪い意味合いを持つことが多くなっていると感じます。
ただ、今回の体育祭を経て改めて感じたのは、共に戦う美しさ、そして大切さです。
年齢問わず低学年も中学生も、大人も入り交じった今回のイベント。準備の時から順風満帆だったわけではありません
チーム分けをし、参加種目を決める際も「僕やらない」「私やらない」のオンパレード。笑
運営メンバーに立候補した子どもも途中準備物が多くて「やらなきゃよかった」「だる」とネガティブ発言。
準備の段階でやる!と宣言しちゃうと本番楽しくなかったときにやらないと言いづらいからなのか、
そんな発言が増えると、準備段階で大人側はいろんな方面でカロリーを使います笑
ただ、僕らはやれば楽しいのは知っているし、そうなる子どもも多いのは知っています。
だからこそ準備中もそのことを信じて、僕らのできることを進めて、体育祭前日。子どもたちも見通しが
ついてきたのか、準備にも積極的に参加し、種目の練習も自主的に始めます。
まだまだ興が乗ってこない子どももいますが、いざ当日になってみれば、やらないやりたくないと発言していた
子どもたちはどこへやら。いろんな種目出ようとするし、いつも以上に熱中しているのが伝わります。
当日になっても「やらない」という子は少なからずいましたが、「背中を押してほしい」と顔に書いてあったので、
やってみようと声をかけると、結構参加して気づけば大盛り上がりでしたね。
もちろん運動が得意な子ばかりではないので、司会に奔走してくれる子や、応援に徹している子もいましたが、
みんな真剣だったなと。終わってみて、みんなで振り返りをしてみると、ネガティブ発言は0になり、
楽しかった!、もっとこうしたらよかった!、お父さんの走りかっこよかった!来年もしたい!
そんな意見に変わっているんです。新しいことに不安を感じる子どももいるのはもちろんですし、
競争に不安を感じる子どもももちろんいます。ただその不安を打ち消すほどの感情の高ぶりを経験するか
しないかでは、今後の子どもたちの人生の中で大きな違いがあると思えるものでした。
競争には確かにメリットもあり、デメリットもある。そのデメリットを重く受け止めることを否定はしませんが、
デメリットを排除しながら、余りあるメリットを子どもたちと体験できる方法は必ずあるはず。
体育祭のしおりに書いてあった「ぐるり体育祭の心得」。これは運営メンバーの一人であるりょうが自分で
最初から最後まで考えたものです。
『1.スポーツマンシップに則る 2.チームのみんなで協力し共に戦う 3.一つ一つの競技を全力で楽しむ
4.応援は大きい声で 5.失敗しても引きずらない 6.後悔のないよう本気で取り組む 7.ゴミは必ず持ち帰る
8.準備や片付けはみんなで協力する 9.勝っても負けてもお互いを祝福する 10.ぐるりらしさを忘れない』
これを子どもたちの中から考え発信ができていることが、まず第一に誇らしいし、競争のデメリットの排除の
大きな第一歩な気もしています。
自分の得意を持ち寄って競技にたくさん参加する子どもや大人もいれば、応援と半々で頑張る子どももいれば、
準備片付けなど縁の下の力持ちをしてくださる大人もいれば、司会という立場で体育祭を盛り上げる子どももいて、
そうやって多方面で活躍できる場を、活躍したいと思える場を設けられるのも戦いの場なのだと感じます。
全部を競う必要はないですが、たまにある本気の戦いの場はこれからも大切にしていきたいと思います。
荻洋仁
