青春はこうやって守られてきたのか

 

  7月は釣りBBQだったり、中等部デイキャンプだったり、サマーキャンプだったりと
  何かと屋外で生きることが多かったぐるりミライスクール。極めつけのサマーキャンプは

  何と今回が4回目の開催。時がたつのは早いもので。ただ今回は初めての場所である

  国立淡路青少年交流の家に行ってまいりました。

  保護者の方には本当に本当に感謝しかなく、僕らも初めての空間だったのでてんやわんやでしたが、

  皆様がいてくださったおかげで、何とか子どもたちと走りきることができました。本当にありがとうございました。

  今回は中学生が主に実行委員を務め、昼の活動や夜の集まりについても、子どもたちが決めて

  子どもたちが実行に移すことが多かったです。その中でこれまで議論に出ていたゲームの話もあったようですが、

  実行委員がゲーム禁止を明言。特に全体で議論するわけではなく、実行委員の中である程度決めていました。

  これまでゲームを全面的にオッケーにした回もあれば、時間を管理してオッケーにする回もあれば

  いろいろと議論の的でしたが、今回はなんとノー議論でゲームなしを決定。

  大人視点ではそこについて反論が多く出るのではと勝手にそわそわしていましたが、

  オリエンテーションでそのことを実行委員が発表しても、特に反論はなく、「まあオッケー」みたいな感じでした笑

  これまで何回も何時間と話し合ってきたのは何だったのだろうという思いもありつつ、

  全部を経験して、ある程度みんなが「別にいらんよね」という結論に落ち着いたのはとてもよかったなと思いました。

  あとは大人が勝手にルールとして決めると反発したいけど、お兄さんお姉さんが決めたことなら従います

  みたいな雰囲気もおもしろいなと思いました。

  そして今回はお菓子もなしだったり、朝6時半には必ず起床をするという決まりが施設側のルールとしてあったりと、

  生活習慣もある程度見直されながらのサマーキャンプ。子どもたちの中で、こんなに1日は長いのかという

  コメントもあるぐらい充実した2泊3日だったように思います。

  その中で僕が一番印象に残ったのは2日目の夜。今回は2人部屋がほとんどだったことと、

  男女で寝泊まりする部屋の階が分かれていたもあり、一つの部屋で男女がみんなで集まって遊ぶみたいなことは

  あまりなかったサマーキャンプでした。ただ、2泊3日を経て、いつも関わるメンバー以外とも

  時間を共にすることもあったり、いつもと違うチャレンジをすることもあり、

  子どもたちの中でサマーキャンプにおける距離感はちょっとずつ近づいていっているのは感じました。

  そして2日目のキャンドルナイトを経て、高学年や中学生たちはある部屋にみんなで集まり、

  良き距離感で男女でカードゲームをしたり、他愛もない話をする時間を持つ子も出てきました。

  いわゆる青春ってやつですね!

  逆に低学年チームと大人チームは次の日の撤収が早いこともあり、夜の間に片付けや掃除をする流れになりました。

  ただ、だれも口裏を合わせることなく、大人も低学年チームも部屋で楽しく遊んでいる高学年のメンバーを

  掃除に巻き込もうとする人はおらず、その何とも言えない時間を邪魔せず放任してそれぞれの役割を全うしていました

  これは僕の勝手な想像ですが、自分も青春を謳歌した時代に、こうやって僕らの青春を守ってくれた人たちが

  いたのかもしれないなと勝手に感慨にふけって一人で涙が出そうになっていました。笑

  男子と女子の区別も少ない、ただただ楽しくて可愛らしい小学生の集まりだった第1回目のサマースクールから

  3年の時を経て、少し複雑な感情も入り交じりながら、いろんなフェーズの子どもたちのいろんな気持ちの

  揺らぎや行き来を感じられるとても素敵なサマーキャンプになったなと総じて思いました。

  はてさて、来年以降はどんなミライが待っているのか。あと十数年たてば、青春を見守る側になる

  こどもたちもいるだろう。子どもたちを見てると楽しみが尽きないです。乞うご期待ですね。

                                  荻洋仁