子どもも子どもを見守る

  ついに2025年度も残り1か月。僕らはこの2025年度は何を残せたのだろうかと振り返ったりしています。

  今月も冬合宿などなどイベント多めでしたが、子どもたちを僕らぐるりに託していただき、
  ありがとうございました。

  結論から言うと、今年の冬合宿は子どもたちの成長を改めて感じられた素敵な時間になりました。

  最近入った方もいるので、冬合宿の歴史を振り返ると1年目は、もくもくの里のごはんが美味しくない説が

  流れ、自炊もできない環境だったのでみんなで話し合った結果、ごはんを自分たちで持ってくることに。
  3日間もあるので、2日目以降は結構カップ麺で過ごすことが多かったのですが、
  子どもたちは1日だったらおいしいカップ麵は3日間続けると美味しくないし身体を壊す
  ということを知りました。

  2年目はごはんは食堂を活用することになりましたが、案外美味しいじゃないかとなり、大好評。
  ただ旅の前に議題に上がっていたゲームを持参したいという子どもたちの願い。みんなで話し合い
  一回もやらずに決めるのも違うし、一回何でもありにしてみたら?ということで、実験のしてみました。
  すると、想像以上にゲームに依存する子どもたち。笑

  電車内では騒ぎまくり、宿についてからはパジャマから着替えることなく、ゲームをし続ける子どもも。

  ちょこちょこ声掛けはしていましたが、ゲームの力はすごいですね!と改めて知る大人。
  子どもたちの中でもその所業に問題視を持った子どももおり、ゲームについて2時間ほどミーティング。
  結果的にこどもたちが出した結論は大人が1日1時間のみOKという時間を作る。それ以外はNGということに。

  そして迎えた3回目の冬合宿。低学年の子どもが複数増えたこともあり、どうなるかなとドキドキしていましたが、

  結果的には屋内外でいろんなところで自分らしく活発的に身体を動かし続ける子どもたちの姿印象的で、
  この3年間の集大成のように思いました。大きなトラブルなく3日間を過ごすことができました。

  そして僕としては1つ子どもたちのマインドに脱帽した場面がありました。
  2日目の夜。最後の夜ということもあり、わんぱく女子・男子たちはみんな夜更かしをしたい時間帯。
  それぞれの部屋で夜更かしを楽しんでいたようですが、各部屋少しずつ眠る子どもがいたため、

  活動できる部屋は限られたのか、高学年が多く集まっていた部屋に低学年チームたちが、

  なだれ込んできて、1つの部屋に総勢20名程度の小1から中2の子ども達が集まり、一緒に遊ばせてくれ~と
  わちゃわちゃ状態に。こりゃどうみてもみんなで一緒に遊ぶことは無理だろうと僕は感じましたが、

  子どもたちは「ちょっとやばいでしょ」と言う顔はしつつも、一通り人狼ゲームをやったりカードゲームをしたり
  同じ部屋にいることを一旦受け入れるんですね。文句は一定言っていましたが、

  誰一人、帰れよ~って言わないんですね。

  さすがに声量も圧迫感もすごくなりしびれを切らしてしまった僕が解散を提案しちゃいました。
  

  冬合宿以外でも同様に子どもは子どもを見守ります。

  日々のドッジボールをしているとき、最近入った低学年の子どもたちは毎日ドッジボールをしてきた高学年の

  子どもたちよりも投げるのが苦手なのは一目瞭然です。ただベテラン高学年たちは勝ちにどん欲でありながら、

  ボールをパスしようとする低学年の子どもたちにあえてボールを投げさせるよう声掛けをして

  「投げていけば上手くなるから~。捕られてもいいから~。投げろ~。」とみんながみんなを見守ります。

  僕がこういった言動ができたのは高校生ぐらいかな、いや大学生ぐらいかな。
  みんな、それぞれのしたいことがあるということ、違いがあることを真に理解しながら、協働してきた経験は、

  子どもたちの生きる力に着実につながっていることを改めて感じるとともに、

  これまで自分たちが、そしてベテラン低学年たちが成長してきた過程を見守ってきたのは、
  何も大人だけでなく、子どもたちも同じだったんですね。
  これからも一旦やってみよう!精神を持ち続けてほしいなと思います。    

                                                荻洋仁