公教育の現状
過去最多のいじめ数
学校におけるいじめの数は年々増えており、毎年のように過去最多を更新し続けている。
任視されているものだけでも年間60万件を超えるいじめが発生しているのだ。
全国の小中学校は4万個ほどあると言われているため、
単純計算で1つの学校で年間15件のいじめが発生していることになる。
一方でSNSが発達した現代社会において全てのいじめを認知しているとは考えにくく、
実際にはその10倍以上のいじめが発生していると言われている。
過去最多の不登校者数
不登校者数もいじめの増加と比例して増えており、年々増加傾向にあり、過去最多を更新し続けています。(不登校とは年間30日以上欠席している子供のことを指します)
小学校では100人に1人が、中学校では100人に4人が不登校となっている。
過去最多の子供の自殺数
驚くべきは子供の自殺者数だ。
年に数回報道される子供の悲しき自殺のニュース。
その頻度から、年間10人程度だと想像する方も少なくないと思う。
しかし現実は、過去最多の年間500人。
500人もの子供が毎年自ら命を絶っているのだ。
学校が楽しいと思っている子供の割合
こちらの調査の中では、学校が「楽しい」と答えた小中学生はおよそ50%
「どちらかと言えば当てはまる」と答えた人は35%前後
合わせて85%~90%を推移している。
思っているより高い数値を出している。
学校が楽しい要因とは? 授業はやっぱり・・・
こちらの調査で分かる通り、休み時間や友達との関わり、遠足などの特別な行事は学校の楽しい要因となっていることが分かる。
一方で「授業」が楽しいと答えている人の割合は
小中学生合わせて20%ほどである。
また「先生がいること」が楽しいと答えいる人の割合は
小中学生合わせて10%ほどである。
ギャップから読み取れる今の子供のポジティブポイント
上のデータから分かるように、
学校を「まあ楽しい」「楽しい」と答えた小中学生は90%ほどもいる。
一方で、学校生活の7,8割の時間を割く「授業」や「先生との関わり」を楽しいと感じている小中学生は10%~20%。
つまり、
多くの時間(授業など)は楽しい時間ではないが、
少ない休み時間や友達との関わりは
多くの小中学生にとって楽しく、幸せな時間であり、
それにより「学校が楽しい」と答えることができているのだ
今の公教育への疑問点
でも思うんです。
「いや授業も楽しくて、先生も大好きになれたほうがよくない?」
って。
モンテッソーリ教育などのオルタナティブ教育にもある通り、
子供が主体的に自由に学びを深められる環境のほうが絶対にいいんです。
理由は簡単。大人になってから本当に自分の仕事が楽しいと思っている人は10%に満たないから。
上にもある通り、子供のころから
「大多数の時間を費やしている授業は楽しくなくても、少ない時間の休み時間があるから楽しい」
そんな環境で過ごした結果、
大人になったときに大多数の時間を費やす仕事の時間が楽しくなくても満足しちゃうんです。
もっと全部楽しめる空間でいい。
そんな空間だったら、もっと続けたいし、やりたいことが見つかって
誰に文句言われようと、誰に心配されようと、自分の思う方向に向かって、
豊かな人生を歩むことができます。
理想とする学校の姿
僕が思う「ぐるりの学校」の最終形態。
「全ての子供がすべての時間を主体的に楽しめる」
そんな場所を作って見せます。
もちろん友達とぶつかってしまったり、やりたいことを全部できるわけではない時もあるかもしれない
でも結局この場所が一番安心できて本気で楽しめるんだ。
そんな場所をぐるりの学校で作ってやります。
授業も大人も子供も全部楽しい。本気で遊び学び成長し続ける場所を作っていきます。
そのために、たくさんの学校を回って研究して実践を続けていきます。
ぐるりの学校参加方法は以下の記事よりご覧ください!